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2024年 03月 17日

<Episode #678> 早春の日差しとノーバイト / 後志利別川

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小さく波立つ川面からキラキラと照り返す早春の日差しがTALEXの偏光グラス越しにも眩しかった。
週末は少し日焼けをしてしまったかもしれない。
日曜日の朝、顔を洗って鏡をのぞくと、僕の顔が日に焼けて少し赤くなっていたものだから。

早春の日差しはとにかく眩しかったけれど、北西寄りの風はカラッと乾いていたようだ。
時々背の低い河畔林が風に吹かれて大きく揺れるのだけれど、ヒバリのさえずりが風に交じるということはこの日もなかった。
透明感のある流れの水位は先週と特段変わりなく、おそらく雪代が混じり始めるのはもう少し先なのかもしれない。





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アングラーズ ルースト 11フィート、5/6番、ファイバーグラス製カスタム・スイッチロッド
タックルマック 11フィート、6/7番、カスタム・スイッチロッド
ソウルリバー 13フィート、7/8番、カスタム・スペイロッド

後志利別川のポイントによって3本の自作カスタムロッドを使い分けてキャストを楽しんでみる。
フライもビーズヘッド仕様のオリーブや白の小さなウーリーがメインのフライ。
岸際を泳ぐ鮭稚魚は先週よりもその数が増えてきているようだったから、ついつい期待してティペットの先に結んでしまう。

春山の頂はまだ白く、青空とのコントラストが美しかった。
残念ながら淡い期待に反して僕のスイングさせるフライに早春の躍動感が訪れるということはなかったけれど、masaさんのロッドに訪れたサプライズと久しぶりに食べた三幸のジンギスカンの旨さに、今回の釣り旅は満足かな。





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Today’s Fishing Movie :




# by slowfishing-yun3 | 2024-03-17 22:23 | Fishing Reports | Comments(9)
2024年 03月 10日

<Episode #677> こむら返りと鮭稚魚、そして次こそは三幸 / 後志利別川

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朝とは違い、午後になると冷たくて強い北風がフィールドに吹き続け、ゆったりとした流れを目立たなくさせるように川面は大きくさざ波だっていた。
海岸線に並んだ風力発電用の大きな羽根がどれも北に顔を向けている。
朝は霜が降りるぐらい冷え切ったフィールドだったけれど、お昼近くになると少しだけプラス気温になっていたようだ。
でも、それもつかの間、風向きが変わった午後からはみるみると気温が下がっていったように思う。

後志利別川の流れにウェーディングしてすっかり冷え切った僕の身体だった。
お腹周りのサイズが少しきつくなったLサイズのネオプレーン製のウェーダーを脱ごうとした時、右足のふくらはぎが冷えたせいでこむら返りを起こす。
久しぶりに悶絶するような痛みだった。
次は冷やさないようにカイロでも貼ってみようかと思っている。





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今回のフィールドでのメインロッドは、年末にキャラメルブラウンのコスメで仕上げた11フィート5番のスイッチロッドとする。
ラインはMaxcatchの250グレインのスカジットSHに10フィートのT-11の組み合わせ。

透明感のある流れを湛えたいくかのポイントを巡ったけれど、岸際を泳ぐ鮭稚魚の群れを見かけたのはたった1ヶ所と少なかった。
早春の日差しに照らされて川底に映った鮭稚魚の黒い影を目で追うけれど、オリーブがかった背中の色は川底の色に同化してなかなか見つけることができない。

そんな鮭稚魚を追っていたのかどうかは分からないけれど、6番のストリーマーフックに巻いたビーズヘッド仕様のオリーブのウーリーに、この時期にしてはコンディションのよいアメマスが反応してくれた。
すっかりお気に入りになってしまった5番のスイッチロッドはバットから気持ちよく曲がってくれたし、エナメル塗装を落としたSt. Georgeも心地よい音色を奏でてくれた。
朝からこの調子ならと僕はちょっと期待してしまったけれど、そんなに物事は期待通りにはいかなくって、後にも先にもアメマスからのバイトはこれ1回きりだったのは期待しただけにちょっと残念だったかな。

ただ、帰りに喜茂別町を通過する際、ジンギスカンの三幸の赤い看板に明かりが灯っていて営業を再開されていたのは、ちょっと嬉しいニュースだった。
次こそは、久しぶりに三幸のジンギスカン定食かな(笑)





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Today’s BGM :




# by slowfishing-yun3 | 2024-03-10 21:54 | Fishing Reports | Comments(6)
2024年 02月 12日

<Episode #676> Simms G3 Guide Stockingfoot

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かれこれ30年近くフライフィッシングを楽しんできて、フィールドでは様々なウェーダーを着用してきたけれど、つい先日僕にとってはこれまでの中で一番値段の高いウェーダーをテムズで買ってしまった。

ダイワのアルトモア、SIMMSのクラシックガイドウェーダー2着、リアス、リトルプレゼンツ2着、Patagoniaのリオ・ガジェゴス2着、SIMMSのFSを2着と、これまでたくさんのウェーダーに足を通してきたけれど、どのウェーダーも水漏れの原因となる要素は大きく二つあると思う。

シューズ内でストッキングが擦れることによって生じるストッキング部分からの水漏れに関しては、着用するブーツのサイズをワンサイズ上げ、ストッキングの上にネオプレーン製のオーバーソックスを履くことで、僕はストッキング部分からの水漏れから解放された。
ちなみにリトルプレゼンツのソックス部分にはシームが張ってあり、オーバーソックスが滑らずとっても履きにくくて苦労する。

もう一つの最大となる原因は、やはりウェーダー内のシームからの水漏れだろうか。
釣行回数が増えると、最初のシーズンの後半にはウェーダー内のシーム部分からの水漏れが、たいていの場合確認されるようになる印象。
2着のウェーダーを交互に履いていても、やはり症状は同じになってしまう。
やむを得ずスーパーXなどのシリコン系の接着剤で修理を施すけれど、ウェーダーの中のシーム部分がスーパーXだらけになって、結局のところ僕が水漏れから解放されることはなかったりする。

箱を開けてみると、僕が新しく購入したSIMMSのG3というとても高価なウェーダーは、昨シーズンまで履いていたFSとは違ってシームの内側となる生地の縫い合わせ部分にひと工夫されているように見えた。
ともあれ、この高価なウェーダーが見た目もボロボロとなり、水漏れで修理不能になるぐらいまでフィールドに立てればと思っている次第。

ちなみに、今回の新しいウェーダーには内側にたくさんの余計なポケットやジッパーがありすぎていてビックリ、こんなところにコストはかけず、もう少しシンプルでいいからお財布にやさしいプライスにしてもらえると僕としては嬉しい限りなのだが・・・笑



Today’s BGM :




# by slowfishing-yun3 | 2024-02-12 21:39 | Slow Fishing | Comments(4)
2024年 02月 04日

<Episode #675> No Name 11feet 5wt Custom Switch Rod / Caramel Brown

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このブルーと表記されたブランクは、僕が思っていた以上に透明感があって、さらにブルーに少しだけグリーンが入っているのか、日にかざすとまるで宝石のようにとても美しい色合いだった。

オフシーズン最後のロッドビルディングとして、タックルマックさんから購入した5500円の格安ブランクでスイッチロッドを組むことにする。
5番というスイッチロッドは僕が所有しているロッドの中で最も低番手のロッドになるし、ここ最近流行しているらしい低番手のスイッチロッドを使ったトラウトスペイというカテゴリーに入るのかもしれない。
トラウトスペイという新しいカテゴリーには、3番や4番というライン指定のスイッチロッドもあるようだから、機会があればさらに低番手のファイバーグラス製のスイッチロッドを組んでみるの面白いかも。
でも、そんな低番手のスイッチロッドをいったいどこのフィールドで手にすればいいのだろうかとさえ思ってしまうのだけれど、それは後回しということで…笑





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No Name 11feet 5wt Custom Switch Rod / Caramel Brown (キャラメル・ブラウン)

これまでタックルマックさんから11フィートや11フィート6インチのスイッチロッドのカーボン製のブランクを購入してきたけれど、どれもアクションの表記はミディアムファスト。
でも、今回のブランクはミディアムアクションと思った以上にバットから気持ちよく曲がってくれる。
きっと250grぐらいのスカジットラインの重さがしっかりとロッドにのると、シュートの際にはその反跳で気持ちよくラインが前方へと伸びていくのだろう。





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ブラウンのバールコルクをメインに使ったグリップを形成し、チークとウォルナットをミックスしたオイルステインでコルクを着色。
そして燃料用アルコールで薄めたエポキシで3回コルクをコーティングしたの後、カシューで最後のコーティングを施す。

コスメに関しては当初、ワインレッドに近いガーネットをメインに落ち着いた雰囲気でコスメを仕上げる予定でいたのだけれど、今回もラッピングの途中で僕の気が変わり、スレッドカラーはライト・ブラウンをメインにして、グリーンとゴールドとでアクセントとなるトリムを入れることにした。
エポキシコーティングを施すとライト・ブラウンがキャラメル色に僕の目には映ったので、「キャラメル・ブラウン」というコスメのネーミングとする。

ラッピングに関しては、B&Wのコスメのラッピングを参考にした。
今回のロッドのコスメは、これまでのロッドのコスメの雰囲気とまたちょっと異なっていると思うのだけれど、僕になかでは結構お気に入りのコスメだったりする次第。
フィールドで手にするのが今から楽しみなロッドである。





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Today’s BGM :




# by slowfishing-yun3 | 2024-02-04 21:15 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2024年 01月 28日

<Episode #674> ARE 12feet 7/8wt Fiberglass Custom Switch Rod / Black & Orange Ver.2

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Angler's Roost Enterprises (ARE) 12feet 7/8wt Fiberglass Custom Switch Rod / Black & Orange Ver.2

タックルマックさんから、すっかり僕のお気に入りブランクになってしまったアングラーズルーストの12フィート、7/8番のグラスロッドのブランクの在庫が残り1本と教えてもらい、慌てて最後のブランクをオーダーしたのは、確か昨年の12月の始まりだったと思う。
このファイバーグラス製のブランクはとにかくバットの径が14mm以上とかなり太いので、これまではタックルマックさんから購入した黒のリールシートをダウンロッキングにして取り付けていたけれど、今回はヤフオクで時々お世話になっているstonefeelさんからシルバーのリールシートを購入して合わせてみることにした。

いつもならオレンジ色のブランクに合わせて少し派手なカラーのスレッドでコスメを楽しむのだけれど、今回はいつもとはちょっと違う少しクラシックな雰囲気をロッドに漂わせたいと、ほんのりとピンクがかったベージュ系のラッピングスレッドをメインにゴールドとブラウンのトリムで、まずはラッピングにチャレンジしてみた。





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ラッピングにエポキシコーティングを施せば、おそらく上の写真とはまたちょっと違った雰囲気にロッドは仕上がっていたと思う。
これはこれで今まで製作してきたロッドとはまたちょっと趣の違う雰囲気だし悪くはないのだけれど、最後のエポキシコーティングという、もう後戻りできない工程を残して数日間僕の作業がストップ。
そして、やはりすべてのラッピングを外すことにした。
ラッピングにはかなりの時間を要するので、スレッドをはがす時の気分はちょっと物寂しい気分かな(笑)





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ラッピングのメインカラーは、やはりガーネットとする。
Black & Orange Ver. 1ではメインスレッドをオレンジかガーネットかで随分と迷い、結果的にナイロンのオレンジを選択したので、Ver. 2ではメインスレッドをナイロンのガーネットとすることにした。
オレンジ色のブランクにワインカラーのガーネットの色がとてもよく映えるので、僕個人としてはとても気に入っている。
少し暗いトーンのガーネットが効いているのか、思った以上に落ち着いた雰囲気のロッドに仕上がってくれたので、僕自身も今からフィールドで手にするのが楽しみで仕方がない。
タックルマックさんで扱っていたアングラーズルーストのファイバーグラス製のブランクも、フィールドで使いやすそうだと僕が気に入っていた5/6番に続き7/8番がとうとう在庫切れとなってしまった。
ちょっと残念。





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Today’s BGM :




# by slowfishing-yun3 | 2024-01-28 21:35 | Custom Spey Rods | Comments(2)